核家族が一般化してきた。
嫁・姑の陰湿なイジメ、確執なども、別居することによって、マシに。
お互い、距離を置いて生活する。
気に入らないことは、見て見ぬふり。
なにかあると、合流する。
いくつもの核家族が集まった、ゆるやかな大家族が理想だと思う。
4世代交流。
4世代で同居している家族も何家族か知っている。
なかでも、絶妙な設計により、玄関だけは同じだが、あとは、どの世代も顔を合わせない、
工夫された住空間を保っている大家族もいる。
都会に近い地域においては、珍しい。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、長男、長男の嫁、孫、次男。
4世代8人家族だった。
はじめてお邪魔したときは、その知恵、設計力に唸った。
普通の一戸建てに、3つの水回り(台所・浴室洗面・トイレ)が、個別に備わっていた。
2階建てだが、階段は2つ。
両親エリアに属する次男の部屋は、両親エリアからしか上れない階段で空間を上下に分け、
うまい具合にプライバシーが守られていた。
1階は、両親エリアと祖父母エリアに分けられ、
2階は、若夫婦家族エリアと、両親エリアの一階から階段で続く、次男の部屋。
マジックショーのごとく。
単純に1階と2階を老夫婦家族、若夫婦家族に分けておられるケースもある。
老夫婦の1階には、介護の必要がある、おばあちゃんの部屋がリビングに隣接して設けられていた。
これまた4世代同居。
お互いに気配だけを感じる。
用事のあるときは、電話かなにかで連絡する。
電気ガス光熱費は、別々。
つかず離れず。