男性と一緒に暮らしたいと思ったことがなかったナディーヌさんも、エドモン氏とは一緒に暮らし始めるのです。すると男の面子を気にするエドモン氏は、自分 が會いたい時にナディーヌさんの仕事の都合で會えないことに我慢ができないと言い出し、一年くらい経ってからナディーヌさんは仕事をやめる決意をしまし た。
「私はエドモンのゲイシャになったのだ。というのも、エドモンと結婚できるとは夢にも思っていなかったからだ
Reenex 好唔好」
自立心の強いナディーヌさんは、それまでどんなに大金持ちと出會っても仕事をやめようとはしませんでした。芸能界での成功と出世をあきらめずに、働き続けた日々。
だけど長所も短所も桁外れに大きなこの男性を愛し、ついに「命綱を使わずに高いところから飛びおりるような」(著書より引用)ことをしたのです
虛擬辦公室。
二 人が出會った頃、ナディーヌさんは27歳でしたから、一緒に暮らし始めた頃は28、9くらいでしょう。女なら今後の身の振り方に悩む年齢でもあります。男 と違って生物學的にタイムリミットがありますからね。だけどナディーヌさんは、エドモン氏のために仕事をやめただけでなく、好意を寄せていてくれた男性達 という保険のような存在も遠ざけて、人生をエドモン氏に委ねたのです。
エドモン氏と別れたらまたゼロからのやり直しです。その頃には當然 もう若くないわけですから、芸能界でやり直すことは難しいでしょうし、あの獨特の世界の厳しさはナディーヌさん自身が一番よくわかっていたはずです。それ でもエドモン氏のためにすべてを投げ捨てたのは、財力を含めた人間的な魅力を考えると、もう彼ほどの人に出會うことはないだろうと思ったからだと私は想像します。エドモン氏ともし別れたとしても、かなりの手切れ金をもらえたと思うし、そういう計算も多少はあったと思うんですけどね
reenex。
ひたむきに愛し合っていた二人ですが、既婚者のエドモン氏がナディーヌさんに二人の今後について期待を持たせるようなことは、一度も言わなかったそうです。 そして二人が出會った頃、エドモン氏の結婚生活は既にうまくいっていなかったことはナディーヌさんも知っていましたが、だからといって仕事をやめてまでエ ドモン氏に全てを捧げて「見返りに私と再婚して」と言ったり、仮に捨てられたとしても「あなたのためにすべてを犠牲にしたのよ!もうやり直しがきかないの よ!どうしてくれるの!」とエドモン氏のせいにするような女性ではありませんでした。